ローカル路線バスの旅名物だった蛭子さんと太川さんの卒業から3ヶ月弱。
2017年3月25日にローカル路線バスの旅Z第1弾が放送されました。
「第1弾」は付いていませんが、便宜上付けておきます。
新コンビは番外編と同じく、田中要次さんと羽田圭介さんのコンビです。
マドンナはIMALUさんでした。
太川さんはナレーション役としてときどきツッコミを入れていました。
今回は静岡県の伊豆下田から愛知県の知多半島を目指すコースでした。
静岡と愛知というと隣同士なのでたいして遠くないと思われがちですが、
静岡県出身としては「静岡は長いからな~」と心配していました。
ネタバレ全開ですので、見たくない方はご注意ください。
旅の概要
オープニングの段階で薩埵峠を歩いている映像が流れていました。
地元人なら「あのへん歩くのね」とすぐにわかることでしょう。
しかし思ったよりも愛知県内の映像が多くて、
愛知が占めるウエイトも大きいのだと思いました。
1日目
スタート地点の下田から堂ヶ島を経由し、三島へ。
三島でのんびりごはんを食べていたらバスを乗り過ごし、予定より遅れて沼津に着きます。
その後、沼津駅から富士駅までバス一本で行くことができました。
富士駅はわたしの地元です!
残念ながら最終バスは終わっていて、宿泊することに。
富士駅の周辺というと「スーパーホテルしかないら」と思っていたら、
やはりスーパーホテルに電話していました。
スーパーホテルは満室だったため富士ステーションホテルに宿泊。
炉ばたダイニング「蔵や」で晩ご飯を食べていました。
2日目
朝一番のバスで由比に向かい、そこから清水まで11km歩くことに。
立ち寄ったお店のお母さんに桜えびをふるまってもらいました。
由比といえば桜えびですからね!
でもわたしは海老アレルギーなので食べられません……。
途中でしずてつジャストラインのバス停を見つけ、歩く距離が5kmで済みました。
バスに清水エスパルスのパルちゃんの絵が付いていたのが清水らしかったです。
静岡駅の案内所では「藤枝駅までしか行けない」と言われたものの、
藤枝駅の案内所で浜松まで行くルートがあることが判明。
しずてつジャストラインから遠州鉄道に乗り継いで行きました。
藤枝駅の係員さんの発言、
「路線バスがいま非常に難しい」がこの番組を象徴していましたね。
途中で富士山が見えたのが良かったです。
静岡県人としてもせっかく静岡に来たからには見てほしいと思うものです。
横須賀車庫でぎりぎり浜松駅行きに間に合い、無事に浜松まで行けました。
1日でようやく富士駅から浜松駅まで進んだことになります。
わたし自身、浜松まで行ったことがありません。
富士からは同じ県内の浜松よりも東京のほうが近いです。
3日目
浜松から知多半島を目指すルートを探します。
ひとまず湖西へ向かい、一応バスはあったものの、
2時間待ちだったため歩いて県境を超えました。
途中で倉庫として使われている古いバスがあって、
「国鉄バスかな?」と近寄っていく田中さんとIMALUさんに対し、
「えー? 見んの?」と言う羽田さんが面白かったです。
今回の県境は一つだけなんですね。
静岡県東部出身だと愛知が隣というイメージはあまりなくて、
むしろいま住んでいる滋賀のほうが愛知を近くに感じます。
県境を越えて三ツ坂バス停に着いたものの、4時間半待ちでした。
あと5km歩くことになったものの、
途中の二川東町で羽田さんのファインプレーによりギリギリで乗車。
豊橋駅まで進むことができました。
豊川市民病院経由で国府までバスに乗り、
歩いて本宿まで行けたものの、最終バスは10分までに出てしまっていました。
しかしIMALUさんから回送バスの運転手さんへの聞き込みにより、
本宿から額田経由で東岡崎まで行けるルートが判明。
東岡崎駅で宿泊となりました。
4日目
4日目があっという間に終わってしまう回もあるのに
今回は30分以上尺を取っていました。
距離的にはだいぶ進んでいたものの、短距離ほど難しいのがバス旅です。
ナレーションでもやたらと最終日のハプニングを強調していました。
東岡崎駅の案内所が朝9時にオープンするのを待ってスタート。
この時点で「もっと早く行ったほうがいいのでは…」とハラハラします。
刈谷に向かう予定だったのが、安城更生病院経由の別ルートへ変更。
安城更生病院から碧南市民病院方面へのバスは1時間後でした。
もっと早く出る別のバスに乗り、別のバスに乗り継ごうとしたものの失敗。
結局1時間待つのと変わらない時間に着きました。
きっと蛭子さんなら歩くのを嫌がって、1時間待ちましたね。
待ったほうがかえっていい結果になりそうです。
そのあたりの余裕がないのも初心者ならではというところでしょうか。
歩きとバスで上野間まで進んだものの、上野間からのバスは終了。
しかし諦めきれず、夜7時過ぎにもかかわらず河和を目指して歩きます。
わたしはさすがにゴールできるとは思えず、
「よく歩くなー」なんて思いながら見ていたら、まさかのバス発見!
河和から師崎には21時台までバスが通っており、ラスト1本前のバスに乗れました。
IMALUさんの言うとおり、達成感がすごかったです。
疲れ切っているのか、リアクションが薄かったのもリアルでした。
第2弾以来の東海道!
ローカル路線バスの旅がわたしの地元富士市を通るのは第2弾以来ではないでしょうか。
熱海や御殿場がスタートとなることはあっても、東海道はたぶんなかったと思います。
第2弾のルートは東京~京都で、3泊4日ではゴールできないと言われています。
当時はタクシーOKルールだったので、薩埵峠はタクシーに乗っていました。
スタッフとしてもタクシーを併用する想定だったのでしょう。
そのときのマドンナ相本久美子さんが
「バスがない場所は歩きましょう」
という現在のルールを提唱したと言われています。
静岡県ではごく一部のエリア以外テレビ東京系が映らないので、
後日別の時間に放送されます。
「ローカル路線バスの旅」そのものの認知度が低いのかもしれません。
案内所の人やバスの運転手さんもいまいち要領を得ない雰囲気でした。
ただ、田中さんの聞き方もあまりよくなかったかもしれません。
「愛知県方面を目指しています」
と言われても静岡県東部の人にとってはピンと来ないんですよね。
太川さんは何度もやるうちに行き先の聞き方が上手くなりました。
IMALUが思ったより良かった
IMALUさんに正直あまりいいイメージがなかったのですが、
ハードルを下げて見たのがかえってよかったのか、好感度が上がりました。
中でもあと5km歩くことになったシーン、
「大丈夫です」と力強く言ったところが良かったです。
「本当に諦めちゃダメなんだってことをIMALUさんから学びました!」
と言っている羽田さんも良かったですね。
これまで「マドンナが若くないところがいい」と思っていたのですが、
若いマドンナもいいと思いました。
反面、マドンナが若いと歩きに頼ってしまうところがあります。
今回はすごく歩いていましたね。
IMALUさんはあまり疲れを顔に出しませんでしたが、
それはそれでかなり心配でした。
果たして今後も続くのか……
わたしは以前書いたように太川さんがちょっと苦手だったので、
田中要次さんと羽田圭介さんのコンビのほうが好きです。
しかし従来のバス旅ファンにとっては、
ちょっと物足りないだろうというのもわかります。
太川さんがリーダーぶりを発揮して、
蛭子さんが変なことを言うのがバス旅の醍醐味でしたからね。
わたしは今後も末永く続いてほしいと思いますが、
果たしてどうなることでしょうか。
コメント
毎回楽しみに視聴していますが、いらいらすることがあり、そろそろ見るのを
やめようかと思っています。「芥川賞作家の・・です、部屋は空いてますか」と
Tシャツ、自己宣伝と名前を利用して部屋を確保しようとする魂胆が見え見えで
いやらしく感じます。メンバーを変更してほしい気持ちです。