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映画『君の名は。』を見てきたのでネタバレあらすじと感想を書きます

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大津パルコのユナイテッドシネマで『君の名は。』を見てきました。
なんとなく観に行って、なんとなく面白かったです。
ただ、30代のわたしが見ると、もっと若い人向けかな?という気がしました。

だからといって決して「金返せ」レベルではないです。
あとから思うとじわじわ面白かった気もしています。
容赦なくネタバレしますので、見たくない方はご注意ください。

1回だけしか見ていないので、不正確な部分も多いと思います。
あくまで個人の感想ですので、ご了承ください。

『君の名は。』ネタバレあらすじ

主人は『君の名は。』を観に行くつもりがないので、
ネタバレOKでストーリーを教えてくれと言ってきました。

一度見ただけの映画を説明するのって難しいですよね!
ジャンルとしてはSFアニメなのでしょうか。
ジブリを少しだけわかりやすくした感じだと思いました。

わたしなりに説明すると

東京に住む男子高生「瀧」と、
飛騨の田舎に住む女子高生「三葉」がいて、
あるとき二人は入れ替わってしまいます。

ずっと入れ替わっているわけではなく、
週に2,3日入れ替わります。

お互いがスマホやノートに記録を残していき、
お互いに対する理解を深めていくわけですが、
彗星が地球に最接近した日を境に入れ替わらなくなります。

瀧は三葉の住む町を訪ねていきますが、
その町は3年前に彗星の破片が落ちて人が住めない状況になっていました。
図書館で資料を調べたところ、三葉も死んでいることが判明。
瀧は3年前の三葉と入れ替わっていたことに気付きます。

なんやかんやあって瀧は3年前の三葉に戻ることができ、
彗星が落ちることを知らせてみんなを避難させようとしますが、
ほとんど誰も信じてくれません。

でも最終的には三葉の父親である町長が避難指示を出して、
町は壊滅状態になるものの死者を出さずに済みました。

瀧と三葉は入れ替わりの記憶が消えてしまっています。
当然お互いの名前も覚えていません。

数年後に東京ですれ違います。
お互い振り返って「君の名は?」と尋ねて終了、という話です。

最も気になってしまう点

わたしも主人もドラえもんの大長編を見て育った世代なので
過去が変わるというのが意味わかんないよね、という話になりました。
ドラえもんでは絶対に過去が変わらないからです。

まぁたしかにあれだけやって助からないのでは後味最悪ですけどね。
パラレルワールドということなのかな?という気もします。

過去が変わらないというのはあくまでドラえもんのお約束なので、
過去が変わるフィクションはこういうものなのか~と思いました。

『君の名は。』を見て思ったこと

ここから先はわたしが思ったことやツッコミどころについて書いていきます。
2回見ればわかることもあるかもしれません。

かたわれどきという言葉

「かたわれどき」という言葉がいいですね。
三葉が暮らす糸守町の方言という設定です。
糸守町では昔から若者の体が入れ替わる現象が起こっていたらしく、
入れ替わった相手方と会える時間ということで
「かたわれどき」となったのだと思われます。

瀧の解釈によれば、糸守町に入れ替わりの現象が起こるのは
彗星が落ちることを知らせるためだったということです。

その甲斐なくバッドエンドになっていた糸守町でしたが、
三葉と瀧がようやくハッピーエンドに導いたということでしょう。

かたわれどきで二人は邂逅を果たすわけですが、
かたわれどきが終わるとすぐにお互いの名前を忘れてしまいます。
「早くメモしろや」と思ったのはわたしだけではないでしょう。

糸守町のあれこれ

糸守町は2013年10月4日に彗星が落ちて
町民の3分の1にあたる500名が亡くなるという設定です。
不謹慎ですが「そんな小規模なの?」と思ってしまいました。
小さい破片だったということでしょうね。

2016年に瀧が三葉に会いに行ったとき、
瀧だけ糸守町の彗星被害を覚えていなかったのが謎です。
友達と先輩は「糸守町って、あの…?」と気付いていました。
忘れていたのは入れ替わりの能力のせいなのでしょうか。

最後、糸守町の人たちはどうなったんだろう?とハラハラしました。
エピローグの瀧の語りと週刊誌で町民は無事だったことがわかり、
胸をなでおろしました。

町長の避難指示は避難訓練という名目になったらしいのですが、
いったいその後どんな騒ぎになったのでしょうか。
もしかしたら三葉は覚えていないかもしれませんが、
友達や家族は彼女の必死さを覚えていることでしょう。

ラスト近くでてっしーとさやちんが出てくるのがいいですね。
救われた気持ちになりました。

その他どうでもいいつぶやき

時間差の謎

三葉は2013年に生きていて、瀧は2016年に生きているということですが
相手方の身体に入っているときに気付かなかったのでしょうか。

天文学的確率

大昔にも隕石が落ちて湖ができたと言っていた気がしますが
同じ場所に彗星が落ちるってすごくないですか?

ベタな2人

瀧の友達2人が妖怪ウォッチのクマとカンチみたいでした。

一番怖かった点

スマホに書いていた日記が消えていくところが一番怖かったです。
自分のブログが文字化けみたいになって消えていくところを想像したら
背筋が凍る思いでした。

町長

お父さんが町長なのが活かされるとは思いませんでした。
終盤、仲違いしているはずのおばあちゃんと妹が町長室にいたのはなぜでしょう。

さやちん大活躍

放送ジャックを渋っていたさやちんがしっかり放送していたのに笑いました。

てっしーの宿命

勅使河原さんの99%がてっしーというあだ名じゃないですか?

NHK岐阜

三葉の家で見ていたニュースがおはよう日本みたいなテロップでしたね。

マスコミの煽り

テレビでは彗星の接近を「天体ショー」とはしゃいでいますが、
その後の歴史を知ってしまった者から見ると怖いですね。

君の名は

最後のシーンは「ふーん」という感じで終わってしまいました。
もう少し余韻があったほうが好きです。

映画館で見る価値はあるかも

見た直後は「そんなにヒットするほど面白いかな~?」と思いましたが
帰ってきてからもいろいろと考えてしまいました。
こういう引っ掛かりのある映画だからこそ、ヒットしているのかもしれません。

この記事もたいして書くことないんじゃないかなと思っていたのに
2,000字を超えてしまいました。

映画館で見るとやっぱり映像がきれいでいいですね。
ネタバレ感想なのでここまで読んでいる未見の方はほとんどいないと思いますが、
迷っているなら一度観に行ってみてはいかがでしょうか。

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