2020年9月5日にテレビ東京系で放送されたローカル路線バスの旅Z第14弾の感想です。
ルートは北海道のニセコから知床。
マドンナは元AKB48の北原里英さんでした。
ネタバレしますので、結果を知りたくない方はご注意ください。
旅の概要
ニセコを出発し、チェックポイントの幾寅(南富良野町)を経由して、知床五湖を目指すコースです。
750kmの大移動!と宣伝されていました。
1日目
羊蹄山を望むひらふウェルカムセンターから出発。
案内所で聞き込みをするまもなく、7:41発の倶知安駅行きバスが来ました。
これを逃すと昼までバスがないと言われ、乗り込みます。
道南バスの倶知安営業所で聞き込み。
幾寅に行くには小樽→札幌ルートをすすめられます。
バスでは北原さんがNGTのキャプテンだったことから、「それじゃ今日は北原さんがキャプテンね」という話になります。
雑談の尺が長く、「今回はあまり撮れ高がないのかな?」と邪推してしまいました。
小樽駅では「札幌行き高速バスのりば」の文字が。
高速バスしかないのかと不安になる一行でしたが、JRバスなら下道で札幌に行けることが判明。
ただし札幌駅行きはなく、その手前の宮の沢行きバスに乗ることに。
小樽の三角市場でイクラとウニの試食をして北海道を味わいます。
小樽から宮の沢行きのバスで乗り合わせた女性が「(知床まで)3泊4日あれば行ける」と発言。
通常、バス旅でゴールを言うと「○○まで行くの?」というリアクションなので、北海道はスケールが大きいなと思いました。
宮の沢ターミナルから札幌駅はスムーズに繋がり、幾寅に行くルートを聞き込みします。
江別から岩見沢は望み薄、千歳ルートは日高までしか行けないとの回答。
中央バスでは岩見沢→美唄→滝川ルートが確認できましたが、江別から幌向まで10kmの徒歩が見込まれます。
札幌→新札幌→江別は順調に乗り継ぎ。
江別から徒歩を覚悟していた一行でしたが、栗山駅まで行けば岩見沢行きがあるという情報が得られます。
栗山に着いたのは18:35。
岩見沢行き18:40のバスに乗れました。
羽田さんが「乗れるの?」みたいな表情をしていたのが面白かったです。
こんなバス旅らしいバス旅を見たのはいつぶりでしょうか。
この日は岩見沢で宿泊。
地元のおじさんが宿泊交渉してくれた「サンプラ」です。
2日目
岩見沢ターミナルを7:25に出発して美唄駅へ。
途中、直線道路日本一(29km)の看板がありました。
美唄駅では今回最初の「あるよ」が出ました。
滝川行きの次のバスは1時間50分後ということで、コミュニティバスの運転手さんに聞き込みをします。
「芦別から富良野に行くバスはない」の発言にショックを受けるも、「札幌からの高速バスが東滝川で高速を降りて赤平に行く」という情報が。
滝川駅前案内所で改めて確認したところ、ちゃんとバスがあることがわかりました。
タクシーに乗り、たきかわスカイパークで観光したのち、滝川→赤平→富良野と歩くことなくバスで進みます。
これまで歩きづめのバス旅ばかり見ている者にとっては「バス乗り過ぎでは?」と本末転倒なことを思いました。
そんなことを思っていたら富良野で足止め。
富良野から幾寅行きのバスは1日1本のみで、その日のバスはすでに終わっていました。
占冠経由でもその日のうちには着けません。
「西達布までバスで行き、徒歩で幾寅に行く」案が浮上しますが、幾寅で足止めになる不安がありました。
決め手に欠けてうろうろ駅の周りを歩いていると、幾寅から20:02発のバスがあることが判明。
西達布から幾寅まで、3時間で13km歩くルートを採用します。
幾寅まで歩く途中、じゃがいも農家のお宅でトイレを借りました。
じゃがいものお土産をいただいたのを見て、「重そうだな」と思ってしまいました。
線路が見えたものの、駅が見えず、「駅どこ?」と若干険悪なムードになります。
結果、幾寅に着いたのは20:08。
バスの予定発車時刻は20:02で、万事休すかと思ったところへバスが来ました。
バタバタとチェックポイントの記念写真を撮り、その日のうちに新得に着きました。
幾寅は田中さんが出演していた「鉄道員」のロケ地でしたが、思い出に浸る間もなかったですね。
この日は宿屋cafe ARUKUに宿泊。
宿の方のご厚意でお土産のじゃがいもを蒸してもらっていました。
3日目
宿のそばの新得役場前バス停から帯広駅行きバスに乗車。
帯広のバスターミナルで聞き込みをします。
屈斜路湖方面や釧路方面は路線バスがつながらないことがわかり、陸別から北見ルートに決めました。
帯広から陸別まで100km、3時間を一本でつなぐバスにもかかわらず、見た目は普通の路線バス。
腰やお尻が痛くなりそうですね。
途中、トイレ休憩もありました。
羽田さんが「歩いてないから体力が余っちゃう」と言っていました。
同じバスに3時間乗って陸別に着いた三人。
徒歩の後よりも疲れて見えた気がします。
トロッコ乗車体験をして、昼食を取りました。
陸別から北見へ60kmの移動。
画面に表示されている北海道の地図では知床がすでに見えていましたが、普段の地図とは縮尺が全然違うのでしょうね。
北見からは女満別行きのバスに乗車。
大きな都市がなくなってくるので、羽田さんが「嫌な予感」と言い出します。
女満別空港からはすぐ網走バスターミナル行きに乗り継げました。
バス車内からは虹が見えて、なんとなく運が良さそうな雰囲気。
この日は網走で終了。
翌朝6:40に案内所に聞き込みすることにして、近くの網走セントラルホテルに宿泊しました。
今回2回めの「あるよ」でした。
4日目
朝7:00前にバスの営業所に行きます。
網走から斜里行きのバスはあるものの、一日一本、それも12時台でした。
お昼まで5時間バスを待つか、途中のバス停まで行って16km歩くか議論の末、後者を選択しました。
小清水行きバスに乗り、18線バス停で下車。
気温36度の中、歩く一行の前に斜里行きのバスが通ります。
「どういうこと?」と思ったら、逆路線のバスだったようです。
途中、バス停があったと喜んだらただの水栓で、追い詰められている感が出ていました。
自動販売機で水分補給しつつ、斜里駅に着いたのは11:39。
ここで「知床行きのバスが11:30に出た」という残念すぎる情報がもたらされます。
落ち込む3人でしたが、次に最終の14:10のバスがあることが判明。
斜里から知床まで50km、一本のバスで無事にゴールしました。
感想
先代バス旅の伊藤かずえさん回や森尾由美さん回でも思いましたが、北海道編はいつものバス旅とだいぶ違いますね。
一本一本のバスで進む距離が長く、先があまり見通せません。
それでいてなんだかんだゴールできるんだろうなという妙な安心感があり、今回もゴールできました。
マドンナの北原里英さん
オープニングで「年齢層が上がっているから峯村リエさんあたりがくるかと思ったら北原里英さん」と言われていた北原さん。
最初はそれほど見せ場がなかったものの、旅が進むにつれて気合いが入ってきましたね。
まさに「キャプテン」といった感じでした。
ウィズコロナのバス旅
コロナの影響か、いつもより放送間隔が空きました。
そのわりにテレ東のほかの旅番組は放送していたので、「このまましれっと終了してしまうのでは……」と不安でしたが、続いていてよかったです。
コロナの影響でソーシャルディスタンスを保っての撮影。
三人もフェイスシールドを付けていました。
バス旅はたびたび再放送をするので、数年後に「こんなこともあったな~」と思いながら見られたらいいのですが、今の時点ではいつ収束するかわかりません。
バス旅Zも次回がいつになるかわかりませんが、楽しみにしています。