2019年3月16日に放送されたローカル路線バスの旅Z第9弾の感想です。
マドンナは元宝塚歌劇団月組トップスター、真琴つばささんでした。
ネタバレしますので、結果を知りたくない方はご注意ください。
旅の概要
今回のコースは千葉県の房総半島の南端・野島埼灯台から福島県の大内宿でした。
3連敗したらシリーズ終了ということになっていて、
「いつからそんなルールが?」と思ってしまいました。
確認したところ、蛭子さん太川さんの時代も3連敗はなかったんですね。
2019年4月から蛭子さんと太川さんの新しい旅番組が始まることもあり、
この番組を終わらせに来ているのでは……と勘ぐってしまいました。
1日目
スタートの野島埼灯台から安房白浜駅→鴨川に移動した一行。
千葉駅行きは残念ながら高速道路に乗るということで、
木更津を目指すことになりました。
ナレーションでは「他のルートを探さなくても大丈夫?」と煽っていましたが、
結局そのまま木更津行きのバスに乗車。
バスの案内所が閉まっていたため、北上ルートの袖ヶ浦へ。
けやき台から姉ヶ崎への徒歩を挟んで、八幡宿駅行きのバスに乗ります。
千葉駅からはたくさんのバスがありすぎて迷ってしまう問題に直面します。
案内所は閉まっていたものの、バスの運転手さんから
「四街道駅から佐倉方面へバスがつながる」という情報を得て移動。
しかし佐倉駅行きのバスはなく、田町車庫まで進みます。
京成佐倉駅にはホテルがないと聞き、田町車庫からJR佐倉駅まで3km歩き。
あたりは真っ暗で「大丈夫なの?」という感じでした。
佐倉第一ホテルに着いたのは23:40と、1日目からすごくハードでしたね。
2日目
前日、夜遅くまで移動していたのに朝7時前から始動。
JR佐倉駅から京成佐倉駅に移動し、印旛日本医大駅へ。
印西牧の原駅南口→千葉ニュータウン中央→布佐と順調に乗り継ぎます。
県境を越えて茨城県に入り、とねっ子公園前で下車。
とねっ子公園ではお年寄りの皆さんとしゃべっていました。
とねっ子公園→取手駅→谷田部車庫とバスで進みます。
谷田部駅からは水戸ルートと宇都宮ルートを検討。
まずは土浦を目指すことにしましたが、
土浦行きより早く出発するつくば行きのバス(つくバス)に乗車。
つくば→土浦→石岡→水戸とバスがつながります。
水戸駅のバス案内所は閉まっていたものの、茨大営業所まで行って情報収集。
再び水戸駅に戻り、水戸京成ホテルに宿泊しました。
3日目
朝から水戸駅近くのカフェへ。
太川さんと蛭子さんも第22弾の南明奈さん回で寄ったお店でした。
このときは失敗していたので「縁起が悪い」とぼやく一行。
水戸駅から飯田中新田まで進み、ひまわりバスで上菅谷へ。
ナレーションでも突っ込んでいましたが、
バスの表記が「ひだまり」だったのは何だったんでしょうね。
巡回バスなので上菅谷まで45分ぐらいかかっていました。
常陸太田駅行きは3時間半待ちとわかり、暗雲が立ち込めます。
とりあえず歩き出したところにあった健康センターで、
お風呂に入って食事していました。
常陸太田駅から馬次入口へのバスも1時間待ちとうまくいかず、
それでもなんとか大子駅にたどり着きますが、
運転手さんから大子から福島県方面へのバスはないと言われます。
観光協会で質問したところ、下野宮から県境を越えるのがよいという話に。
19時を過ぎて真っ暗の中4kmの徒歩なんて大丈夫かな?と心配になりました。
ゴミ捨て場をバス停を見誤るあたり、相当しんどそうでした。
福島県の高地原入口バス停に着いたのは20:01。
その日のうちのバスはなく、ユーパル矢祭に送迎を頼んでいました。
4日目
高地原入口→中学校前→棚倉→白河とバスを乗り継ぎ。
営業所で相談したところ、白河から大内宿へのルートがなく、
郡山から会津若松と回り込むルートならあると言われますが、
とても時間内に到着できそうなルートではありませんでした。
徒歩も辞さない旨を伝えたところ、14km歩くルートを提案されます。
それを2時間45分で歩けばなんとかなるということで、勝負することに。
バスが着いたときには「タイムリミットは2時間半」になっていて、
「おいおい大丈夫か」という感じでした。
南倉沢に着いたのは16:15で、16:45発のバスに乗れました。
会津下郷駅に着いたものの、バス停の行き先に大内宿がありません。
新湯入口で乗り換えることがわかり、
果たして今日中にバスはあるのか……?と不安になったものの、
新湯入口であっさり大内行きのバスが見つかり、ゴール確定しました。
今回の結果について
少なくともローカル路線バスの旅が続くことがわかってほっとしました。
また別の人に交代するのもそれはそれでアリかな、とは思いましたが、
この番組も終わってしまう気がして怖かったです。
いつも以上に気合が入っていて、前へ前へ進む意欲がすごかったですね。
3日目夜の徒歩や、4日目の14km徒歩は意地を感じました。
逆に言うとここまで気合を入れてもギリギリなのか~とも思いました。
絶妙なルート設定だったということでしょうか。
駅の案内所が閉まっているときは営業所まで行って情報収集していたのがよかったです。
ただ、徒歩14kmのコースは営業所でも「なんとかなる派」と「無理だよ派」がいて、
無理だよ派の人が折れていなかったら教えてもらえないところでした。
蛭子さんの「営業所で『ない』と言われても信じてはいけない」を思い出しました。
マドンナの真琴つばささん
マドンナが真琴つばささんだとわかったときに、
「元タカラジェンヌ初めてじゃない?」と言っていたら、
夫から「はいだしょうこさんが出ている」と言われてしまいました。
とはいえ、元トップスター、元男役としては初めてです。
田中さんと羽田さんと並ぶとどんなふうになるのかな?と思っていたのですが、
マドンナになっても「真琴つばさ」は「真琴つばさ」だな、と思いました。
とにかく最後までかっこよかったです。
弱音一つ吐かず、疲れている様子も見せず、最後のバスで涙をこぼして、
これが元トップスターか……と感嘆しました。
でも本人は失敗したときになんて言おうか考えていたそうで、
やっぱりそういうことも考えるのかと思いました。
ゴール後「またピンチになったときにはお願いします」という要請に対し、
「お断りしま~す」と本音が出ていたのもよかったです。