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小学館の作文コンクールの幼児大賞がかわいそうな作品だった

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小学館が主催しているドラえもん大賞全国作文コンクール
この幼児大賞の作品が幼児向け雑誌に載っていたのですが
なんとも気の毒な作品で心が痛みました。

興味がある方は上のリンクから読めますので
幼児大賞の「たからもののどんぐり」をご覧ください。

作品の概要

「わたし」は幼稚園でたくさんのどんぐりを拾った。
持って帰ったら母親に
「虫が出てくるから家に置いておくことはできない」
と言われて悲しかった。
母親は「虫が出てこないように煮てとっておくか、土に埋めるかしよう」と言った。

土に埋めたもののなかなか芽が出ず、悲しかった。
ついに芽が出たときにはうれしかった。
このどんぐりが大きな木になるのが楽しみだ。

読後のモヤモヤ感

なんでしょうね、一応明るいラストになっているのですが
どうも釈然としないというか、かわいそうな気持ちになります。

たぶん母親としても何の気なしに
そのまま取っておくことはできない
と言ったと思うのですが、
それを作文に書くほど「わたし」は悲しかったわけです。

どんぐりぐらい家に取っておけばいいじゃないの
と思わずにはいられません。

なぜこんな作文を応募したのか

母親はこの作品が人の目に触れることをどう思っているのでしょう。
わたしは正直なところ「ひどい母親だな」としか思いませんでしたが
虫が嫌いな母親だったら共感するのでしょうか。

もちろんわたしはこの母親の人となりを知りません。
本当は素晴らしい人なのかもしれません。
この母親の人間性を批判するわけではないことをご承知おきください。

この作文が賞を取ったということ

これだけ心を揺さぶる作品ですから
良い作文であることは間違いないでしょう。
大賞を取ったのも納得できます。

この作文を書いた「わたし」が
健やかに成長してくれたらいいなと願ってやみません。

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